しりもち
しりもちばあちゃん
転んでしりもちをついてから
腰から足が痛くなったというばあちゃんが二人いました。
一人目の人は膝たおしは両方ダメで、
アゴ上げと左手挙げをやったら、右膝たおしが楽になり、
これを二回やったら両方が楽になったのですが、立って歩いてもらうと、
イデデデー。
良くなりませんでした。
ありゃりゃりゃ、
と思っていたら、茶色いイヌがひょこひょこ
「おれにもおしえろー」
みたいな顔で部屋に入ってきました。
飼い主ばあちゃんが
「だめだってばー」
と外に追い払うのですが
ニコニコ怒るので言うことなどききません。
「吠えるわけでもないし、まあ、いいでしょう」
ということで、ワンちゃんも参加の講習となりました。
保健婦さんもあきれてくすくす笑っていました。
そんな中での操法です。
ここで思い出したのが、以前ママハムさんがカキコしてくれたケツかわの操体です。
失礼、「お尻のかわの操体」でしたっけ。(^^;)
まず、第一しりもちばあちゃんに、うつぶせになってもらい、
両手でかわを上、下、右、左と動かしてみて、いい感じの方にずらしました。
(どっちだったかわすれてしまった)
確か30秒ほどで、手が疲れてきたので、そっと離したと思います。
これだけで、立って歩いてもらったら、スイスイ歩いて
「痛くなくなったぁ」
といいました。
やはり、イイ感じのことをしないと良くならないんだ。
と思いながら、自分でもやってみるようにいいました。
次は、第二しりもちばあちゃんです。
第一の様子を見て、期待しているようだったので
同じことをやってみました。
第二のお尻は、大型サイズでしたが、「でっかいなー」などとは言わずに、きちんとかわの操法をしました。
片尻が上で、もう片尻が斜め下でイイ感じが味わえるとのことで、
「イイ感じがなくなったら教えてよー」
といって、かわをずらしました。
しばらくして
「はい」
と第二。
「ちょっと自分でやってみてぇ 」
尻に手を当てて、やってみながら
「なんだがわがんねぇなぁ」
とのこと。
ま、いっかぁ、と思って立って動いてもらったら、
「大部いいなや」
といいました。
この講習は操体の名人というか名犬が参加して、どでーっと操体しながらくつろいでいたので、とてもイイ感じでした。(^^)