今先生の操体
私(今 昭宏)が1987年開業以来、操体法を研究し今現在までに体系づけた手技をそれぞれご紹介いたします。
- 三軸操体
三軸修正法の原理に基づき、快適感覚を指標に3つの動き(軸)を合成して関節バランスを整えます。左右差や動きの制限に悩む方に効果的な技術です。
- 骨の操体
身体各所の骨のズレを、快適感覚に従って調整することで骨格全体のバランスを整え、可動域の向上や内臓の位置修正にもつながります。
- 皮膚の操体
皮膚への優しい刺激で無意識の自発動を引き出し、筋肉や関節を自然に整える方法です。高齢者や敏感な方にも安心して使えるアプローチです。
- 圧痛操体
痛気持ちいい感覚を指標に、癒着やコリを取り除くことで、骨と筋肉の動きを本来の状態に戻す方法です。慢性的なコリの改善に役立ちます。
- 快高圧操体
骨・筋肉・関節・内臓・歯・目などに快適な圧力を加えて内圧バランスを整える方法。深層の不調に対しても穏やかに働きかけます。
- 想の操体
心の想いや思念から生まれるコリを、操体医学の視点から解きほぐす技術。感情やストレスに起因する不調のケアに効果的です。
- 柔術操体
柔術の動きをベースに、重心移動や身体の使い方を学び、全身のバランスを修正する方法。自然な動作で整える身体操作の技法です。
- 天城流操体
骨・筋膜・腱などに快適感覚を指標にアプローチし、各組織が独立して動けるように調整。血流・リンパ・氣の流れを活性化します。
今先生の操体理論
操体とは、橋本敬三先生が名付けてまとめた
【快適に満足して充分に生きてゆく】ための道しるべです。
快適に満足して充分に生きてゆくとは、どこにも不具合のない完璧な心身
それは100点を追求するものではありません。
60点くらいで間に合えばよいのです。
100点を目指してしまうと、不安感や恐怖感が心の中に生み出され、
それを解消しようと頑張りすぎてしまい、生きてゆくために最も大切な
【感覚】を鈍くしてしまいます。
人は、ある程度のバランスが保てていれば、快適に生きてゆけるようになっているので
「60点で間にあっていれば充分」という気楽な考え方がポイントです。