操体とは?

操体とは (故)[[橋本敬三先生が名付けてまとめた
「快適に満足して充分に生きてゆく」ための道しるべです。

「快適に満足して充分に生きてゆく」とは言っても
【どこにも不具合のない完璧な心身=100点】を追求するものではありません。

画像の説明

60点でマにあえばいいのです。
【完璧】を目指してしまうと、不安感や恐怖感が心の中に生み出され
それを解消しようとして頑張りすぎて、欲張り、威張り
しまいには生きて行くための最も大切な【感覚】を鈍くしてしまうことになります。

人は、ある許容範囲のバランスの中にいれば
なんとなく快適に生きて行けるようになっています。

60点で、まずまずマにあっていれば充分だ
という気楽な考え方が操体のポイントです。

橋本先生はお医者さんでしたから
からだとこころの本当の治し方が知りたくて
様々な治療法や予防法などを実際にためしてみました。

そして最終的にわかったことは
「気持ちのいいことをすればいい」
という原始感覚が指標となるシンプルなことでした。

操体は、いつでも、だれでも、どこでもできます!

ひとりでためすのもよし、二人でためすのもよし
みんなで工夫してためしてみるのもよし

いろいろな可能性を秘めています。

操体操法

操体操法とは
簡単に言えば普段なにげなくやっている伸びと一緒で
動きの気持ちのよさを味わうための方法です。

動きの中に表現される感覚を
意識して動いてみるところに操法のおもしろさがあります。

動くときの呼吸は、自然呼吸で行います。

1.動診で見つけた快の動きをゆっくりと行い
2.一番イイ感じの所でたわめて味わい
3.心地よく脱力をし
4.その余韻を味わいます

これが操法一回の一連の流れとなります。

その後もう一度動いてみたければ動いてみて
イイ感じがあれば 味わって脱力し
余韻を楽しみます。

さらにもう一度動いてみて
気持ちよさがあれば操法を続けます。

動いてみて動きたくなくなっていたり
なんともない感じになっていたら、おしまいにします。

目安の方法として3~4秒たわめて瞬間脱力し
それを3~4回繰り返すと示している場合もありますが
ここではたわめの時間、脱力の仕方、操法の回数は
すべてに合わせて行います。

操法のあとで動診のときに不快だった動きをテストしてみると
なんともなく動けるようになってきます。
(又はだいぶ動きやすくなってきます)

このように
【動診でアンバランスを確認し、操法でバランスが整う】
ということが感覚で理解できます。