操体法と魂
私は、二男のヒロ君が二歳位の時、ヒロ君に
こんな質問をしたことがありました。
「ヒロ君はどこからきたの?」と。
そうしたらヒロ君があどけない顔で答えました。
「ヒロ君はねぇ、遠ーいお空の上からぴゅーんと
飛んできてママのお腹にポンと入ったの」と。
「ええー!」っと、私と嫁さんは二人でびっくりしたものでした。
それから20年程して、ヒロ君にその話をすると、
今は覚えていないらしいです。
でもまあ、二歳のヒロ君の答えも信じてあげたいと思います。
さて、魂(タマシイ)は、玉とか球(タマ)とも
書くのできっと丸いものだと思います。
身体の中の丸いものといえば、赤血球と白血球です。
(アカチタマ、シロチタマとも読めますよね)
赤血球は大人で20~25兆個もあるそうです。
もしかすると魂は、空から飛んできて20~25兆個の
赤血球や白血球ひとつひとつにエネルギー転化
したイノチそのものなのかも知れません。
もしそうだとすると、「魂をみがく」ということは
血液をきれいにすることになりますから、
血液の原料となる食べ物の選択や咀嚼のあり方、
呼吸のあり方、コリの取り方、動き方、想い方、
環境などを見直すことこそ魂をみがくことに
つながりますね。
そしてやがて肉体が死を迎えた時、魂がどうなるの
かは私にはわかりませんが、操体の橋本敬三先生は、
「死んだらみんなが待っている極楽に行くのさぁ」と、
ニコニコよく話してくれました。
先生の話を聞いていると、なぜか安堵感につつまれるものでした。
魂は天国からきて地球(チタマ)という地の極楽で楽しく過ごし、
天の極楽へ還ってゆく。そういう構図になっているものらしいです。
ホントのことは死んでみないとわかりませんけど、
そんな風に考えて生きてゆけば安心だなーと思います。