院長紹介

代表 今 昭宏

今昭宏

動画で見る今先生の歴史


■ 生い立ちと学び

  • 1956年 山形県小国町に生まれる
  • 1981年 仙台赤門鍼灸柔整専門学校を卒業し、国家資格「鍼灸師・指圧師」を取得
  • 同年、三浦 寛先生より操体法を学ぶ


■ 温古堂時代と独立

  • 1983年 操体法創始者 橋本敬三先生 が営む「温古堂診療室」に勤務(5年間)
    → 「温古堂ものがたり」を読む
  • 1987年 仙台市泉区にて「操体医学研究所 今治療室」を開業
  • 同年、全国各地で操体講演を開始し「仙台定期講習会」もスタート


■ 独自の操体研究と体系化

  • 1993年 三軸修正法との出会いから 三軸操体 を考案
  • 以降、皮膚の操体骨の操体圧痛操体快高圧操体 など数々の操体応用法を研究・指導


■ 教育と後進育成

  • 2011年 東日本大震災の翌月、「仙台操体医学院」を設立
    → 操体師(整体師)養成の教育機関として開校


■ 天城流湯治法との融合

  • 2014年 杉本錬堂先生に師事し、天城流湯治法を学ぶ
  • 2015年 指導者補を取得。操体法との融合「天城流操体法」を研究
  • 2018年 論文を発表し、天城流学士となる


■ 現在までの実績と取り組み

  • 2023年
     - 『三軸操体(青本)
     - 『操体医学(赤本)
     - 『操体医学2(黄本)』を制作
  • 2024年
     - 操体サブスク会員制スタート
     - 『新・三軸操体DVD』発売
     - 行動の選択と方向性を判断する 操体テスト を考案し、『操体テスト(白本)』を制作
  • 2025年
     - 内司和彦先生より「縦巻き横巻き理論」を学び、新たな視点の操体研究を継続中


■ 信念と使命

「自然の摂理に沿った“快”こそ、治癒への道」

体の設計にミスはない。整えるのではなく、感じて“整っていく”サポートこそが操体の本質。

今日も、「心と身体が自由に動ける人」を育てるため、今先生は指導・施術・研究を続けています。

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副代表 今 貴史

今 貴史

■ 生い立ちと家系

  • 1989年 宮城県仙台市に生まれる
  • 父は操体医学研究所「今治療院」院長・操体法の第一人者、今 昭宏先生


■ 操体法との出会い

  • 2010年 父・今昭宏に師事し「今治療院」にて修業を開始
  • 2011年 父と共に仙台操体医学院を設立、若き操体講師としてデビュー


■ 講師活動とセミナー運営

  • 2014年 今貴史の操体講習会(通称:コンタンセミナー)を主催
  • 同年、杉本 錬堂先生より天城流湯治法を学ぶ


■ 天城流操体法の研究

  • 2015年 天城流湯治士補に認定
  • 操体法×天城流湯治法の融合を追究し、「天城流操体法」として体系化
  • 2021年 天城流操体法の応用技術として IPはがし を考案


■ 活動の拡大と実績

  • 2022年 全国各地にて操体セミナーを開催し、実践的な感覚指導を展開
  • 2023年
     - 『三軸操体(青本)
     - 『操体医学(赤本)
     - 『操体医学2(黄本)』 を監修・出版
  • 2024年 操体サブスク動画の企画・撮影・編集を担当し、会員向けに定期配信
  • 2025年 内司 和彦先生に師事し「縦巻き横巻き理論」を学び始める


■ ビジョンとメッセージ

「原始感覚を磨けば、人生はもっと自由になる」

操体法は、治療法であると同時に、“生き方”そのもの。

「感じること」を土台に、体と心と人生そのものを再構築していく旅。

その第一歩を、共に踏み出しましょう。

【操体の道に進むきっかけ|今 貴史】

あれは、静かな夜のことでした。
親しい友人と、その奥さんと食卓を囲んでいたときのこと。
にぎやかに笑いながら箸を進めていた、その時——

「……イタタタ……」
と、友人の奥さんが突然、腰に手を当てて顔をしかめました。
会話がふと止まり、僕はその仕草に目をとめました。

彼女は、立ち上がるたびに、わずかに身体をかがめるようにして、
そのたびに、何ともいえない痛みに耐えている様子でした。

その瞬間、ふと頭の奥から“ある映像”が浮かび上がってきたのです。
父が、患者さんに何気なく施していた、あの不思議な動き。
「操体法」——子どもの頃、何度も見てきた、やさしい手の動きと声。

「試してみようかな」
気がついたときには、僕は立ち上がっていました。

「つま先、気持ちよ〜く上げてみてください」
彼女の足先をそっと押さえて、
父のマネをしながら、「はい、トンッと下ろして〜」と声をかけました。

力はいらない。ただ、気持ちよさを感じながら動くだけ。
何度か繰り返すうちに、彼女の表情がふっとゆるみました。

そして次の瞬間——
「えっ!? 腰の痛み、なくなった……!」
彼女は目を丸くして言いました。

「今さん……これ、本当にすごい。絶対この仕事、やった方がいいよ!」

食卓に戻った僕の胸の奥では、
何かが静かに、けれど確かに、目を覚ましていました。

“人のからだが変わる瞬間に立ち会える”
“誰かの役に立てる、その実感が、こんなに嬉しいなんて——”

その翌朝、僕は父に頭を下げました。
「操体法を、本気で学ばせてください」

父は、やさしく微笑んでこう言いました。
「そうか。じゃあ、今日から一緒に始めようか」

そして僕たちは、ひとりひとりに教えるだけではなく、
「みんなで学び合える場所をつくろう」と動き出しました。

その想いに共鳴してくれた先生方の協力を得て、
やがて、【仙台操体医学院】が誕生したのです。


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