基本操法と触れ方

(2022年8月18日・木曜日)

この日の授業では、「寝たきりの方」への操体アプローチと
触れ方について練習しました。

言葉を発することが難しく、
筋肉の拘縮があるような方に対して、
どのような関わりができるのか。

そんな問いかけをもとに
私たちは揺らし、皮膚操体、はがし揺らしなどの
手技を実践的に学びました。

どの手技にも共通して大切なのは「触れ方」

同じ技術を用いたとしても、その触れ方ひとつで、
結果は大きく変わります。

授業では、触れるという行為を以下のように
丁寧に分解していきました。

相手の“聴覚”に触れる

相手の“視覚”に触れる

相手の“心”に触れる

相手の“空間”に触れる

相手の“身体”に触れる

これらは、すべて「触れる」という一連の流れの中に含まれており、
体に触れる前から「触れる」は始まっていることを実感しました。

たとえば患者さんにとっての最初の触れ合いは、
予約の電話が鳴った瞬間から始まっています。

声のトーンや間の取り方、言葉のかけ方など
それらはすでに相手の聴覚に触れているということ。

今先生はこの点においても本当に天才的で、実際に
「予約の電話をしただけで身体が楽になった」という方が
これまで何名もいらっしゃいました。

触れるという行為は、手技に限ったことではありません。
身体に触れるよりも前に、たくさんの「触れ合い」が行われているのです。

こうした一つひとつの行為を丁寧に積み重ねていくと、
不思議なことに触れただけで身体がゆるんだり、痛みや不快感が
やわらいだりすることがあります。

身体に触れるときの心得

私は、相手の身体に触れるときは、手よりも先に
まず自分の身体を同じ部位に寄せていくことを意識しています。
そうすると、不思議と相手の体が術者の手を受け入れてくれやすくなる(筋緊張が起こりづらくなる)のです。

今貴史 著

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