たいしたもんだ
先日、女性のクライアントさんが2歳になる息子さん(ボウズ)を連れて来院されました。
どうやらボウズが数日前に高熱を出してけいれんを起こし、救急車で近くの病院に運ばれたそう。
病院で座薬を使ったところ熱はすぐに下がり、いまはすっかり元気いっぱいになり、院内を走り回っていました。
『いまは元気そうだねぇ~』
「はい、座薬を入れてもらったらケロっとして…。でも、あのときは怖くて…」
『頭に氷は当ててみたかな?』
「氷?いえ、やってなかったです~!」
冷凍庫から氷を取り出し、ビニール袋に入れて結びながら私は見せました。
『こうやって作るんだよ~♪ あ、(自分の頭に当てて)キモチイイなぁ~♪ほらっ、やってごらん?』
するとボウズは私の真似をして、自分の頭に氷をちょこんと当てました。
『どうだい?キモチイイカナ?』
【ボウズ:うん、キモチー!】
『イヤになったら自然とやめるから、こうやって遊びながらやってみてくださいね♪』
「なるほど~!氷かぁ~!」
それからしばらく氷で遊びながら、少しずつ距離を縮めていきました。やがてボウズは私のそばに来てくれるようになったので、背中をポリポリとかいたり、頭をなでたりして、「この先生は気持ちいいことをしてくれる人だ」と覚えてもらいました(^^♪
そんなとき、ボウズが本棚からカレンダーを持ってきました。
【しぇんせ、コレよんでぇ】
ペラペラとめくると「たいしたもんだ」のページがちょうど開かれていました。
『たいしたもんだぁ✨』と頭をなでながら読み聞かせを始めると、ボウズもニコニコしながら【たいちたもんだ!】と元気に復唱。
ページをめくるたびに笑い声が弾け、親子で楽しそうにカレンダーを眺めていました。
『このカレンダーは誰が書いたんですか?』
「これは今先生の直筆のカレンダーなんですよぉ」
『えぇ~!すごい!欲しいです、買わせてください!』
「これ、サンプル品なんですが…よければどうぞ♪」
お母さんは嬉しそうに受け取り、ボウズもカレンダーを大事そうに抱えて帰っていきました。
