腰痛

2023年のある日、お母さんと一緒に操体を受けに来てくれていた
女の子が、一人で来院しました。

彼女は中学生の頃から来てくれていて、
気づけばもう6年ほどのお付き合いになります。

操体の基本をしっかり身につけ、
自分でできる操法を毎日お家で実践してくれているそうです。

とはいえ、時々忘れてしまうこともあるようで、
「あちこちが痛くなってきちゃった〜」と、
思い出したように来てくれるのも、なんだか微笑ましく感じます。

この日は珍しく、お母さんやお父さんとではなく、一人で来てくれました。どうやら施術が終わったあと、仙台で友達と遊ぶ予定があるとのこと。すっかり大人びた様子に、こちらも嬉しくなりました。

いつものように、まずは今先生の触診からスタート。

「今先生の手って、太陽みたい☀️」
と、彼女らしい素敵な表現をしてくれます。

『いい身体だね〜。今日はコンタンが足から診てみようか』

彼女はすでに自分で身体を調整する感覚が身についているため、
私はふくらはぎのあたりを軽く触診してみました。

少しかたくなっていたので、
『顎のまわり、少し引っ張ってみようか?』

と伝えると、

「あ〜、ここ、痛くなってた!」

ふくらはぎのコリは、アッという間になくなり、

「あ〜、楽になってる〜!」

と満面の笑みで喜んでくれました。

私はほとんど手を加えることなく、
彼女自身が自分で感覚をつかみ、整えていきました。
そして、いつものように嬉しそうに笑って帰っていきました。

こうして自分の身体を自分で整える術を身につけて、
日常に活かしてくれている姿を見ると、本当に嬉しくなります。

「この仕事をしていて良かったなぁ」と、しみじみ感じます。

今貴史 著

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