膝痛

じっとしていても膝がズキズキと痛み、
歩行やしゃがむ動作もつらいという
クライアントさんがいらっしゃいました。

膝にそっと触れてみると、熱感が強く、
腫れぼったい印象がありました。
こういう場合、私はすぐに氷の出番だと判断します。

膝の周囲に氷を当ててみたところ、
「すごく気持ちいいです」とクライアントさん。
本来、氷というのは冷たくてイヤな感覚になるのが普通です。

しかし、炎症や熱がこもっている部位では、
氷が気持ちよく感じられるという、ある意味で異常な感覚があるのです。

このクライアントさんも、15分ほど膝に氷を当て続けていましたが、
ずっと気持ちのよい感覚が続いていたようでした。
よほど内部に熱がこもっていたのだと思います。

そして、氷を当てているうちに、
だんだんと「気持ちよさ」が薄れてきました。
この段階で、そっと膝を動かしてもらうと

「さっきまでの痛みがウソみたいに軽くなっています!」
「腫れぼったさもなくなって、すごく楽です!」

と、とても嬉しそうな表情を浮かべてくださいました。

身体にこもった余分な熱を、氷が吸いとってくれると
痛みが変化していくという不思議。

氷操体の力は、シンプルでありながら
とても深いものだと、あらためて感じた出来事でした。

今貴史 著

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