シンスプリント
3歳の頃からお母さんと一緒に通ってくれていた男の子が、
すっかり大きくなり、高校生になっていました。
今回の来院は「シンスプリント」
病院でそう診断され、しばらく部活を休んでいたとのことでした。
「実は明日、大会があって……でもこのままじゃ走れないんです」と、
少し不安そうな表情でした。
話を聞くと、部活を3週間休んでも痛みが引かず、
すでに6週間以上経っているとのこと。
まずは膝下の熱感や炎症を和らげるために氷を当ててみました。
すると、「めちゃくちゃ気持ちいいです!」と笑顔がこぼれました。
試しにその場で軽くジャンプをしてもらうと、
痛みは明らかに軽減している様子。
次に、足首まわりを触診すると、
皮膚があちこちへばりついている感覚がありました。
そこで、痛快な感覚を利用して皮膚操体を行い、
丁寧にはがしていくと、これまた「気持ちいい!」と
反応してくれました。
さらに、自分でもできる皮膚の引っぱり方を教えると、
驚くほどの吸収力。
一度で覚え、自分の手でどんどん痛みを変化させていきました。
施術前には「10」だった走行時の痛みが、「2」以下にまで減少し、
最終的には「ほぼゼロ」と言ってくれるまでに回復しました。
「自分でここまで変えられるなんて思っていませんでした!」と、
晴れやかな顔で話す彼の姿を見て、私もとても嬉しくなりました。
彼はその後の大会で、自己ベストを更新したそうです!
少しでも彼のサポートができたことを心から誇らしく思った出来事でした。
今貴史 著