2025.07.17
カテゴリ:操体法臨床例
股関節痛
農業を営んでいる方が来院されました。
主訴は「股関節の違和感」
坐位で股関節の屈曲動作を確認してみると、
右側の脚がほとんど上がらない状態でした。
そこで、坐位でひとりでもできる
股関節の調整方法を試していただいたり、
竹踏みで足裏からの刺激を取り入れてみたり、
さらには側臥位でできるセルフ操法などを組み合わせていきました。
しばらくすると、股関節の違和感は
ほとんど解消され、動きもスムーズに。
バランスとしては60点くらいに整った印象でした。
「身体を壊さないコツは何かありますか?」
もちろん、あります。
私は少し微笑みながらお伝えしました。
その効果を実感していただくために、
2リットルの水を入れたペットボトルを使って実験しました。
同じ重さのはずなのに「軽く感じる!」と驚かれていました。
身体を整えること、
ちょっとした体の使い方が日々の仕事をより快適にする。
そのお手伝いができたことを、私自身もうれしく感じたひとときでした。
今貴史 著