めまいと息苦しさ

めまいと息苦しさで救急車のお世話になって、
病院の薬を飲んでいる30代の女性の治療のお話。
めまいと息苦しさがとても辛いらしい。

実は彼女、以前子供が欲しいと来院して、
子供が生まれて、その子が二歳半になったとのこと。
ありがたいことにウチの治療院を思い出してくれて来院。

マスクをしてヨロヨロ入ってきたので、視診の時点で
これは頭に熱がこもっているなーと観た私。
ベットに腰かけてもらい、私が背中や腰を触診。

「頭、熱いねー」
それを聞いたヒロ君がスイスイ氷袋を準備。
コンタンはふくらはぎと膝裏のコリを調べる触診係。
膝の上げ具合を検査。

両方膝が上げにくいとのこと(股関節屈曲がしにくい)。
私は頭に氷を当てるだけの簡単な治療を担当。
「冷たくて気持ちいい!」
施術はできるだけ簡単な方がいい。
氷を当てるだけの単純な物理の中に、
大切な治癒の真理が広がっているのだ。
ふくらはぎの硬いコリが、頭に氷を当てた瞬間、
ふにゃふにゃに消えてなくなった。

それを手で味わいニコニコのコンタン。
膝もスイスイ上げやすくなったとさ。(^^♪

治療の次の日の朝、めまいの彼女から電話がきました。

「突然なんですが今日お父さんを診てもらえませんか?」
「○○さんはめまいと息苦しさはどうですか?」
「はい、おかげさまですっかり元気になりました」
「それは良かった」(^^♪

彼女のからだのバランスはふくらはぎや膝裏、大腿
のコリ感も股関節の可動バランスもOKだったので、
熱感があった頭に氷を当てて、水を飲むことと
頭のてっぺんの百会というツボを心地よく押すこと、
これだけを教えたのでした。

頭が熱くなりすぎると脳が熱膨張して機能が低下、
頭蓋骨の縫合を開いてバランスを取ろうとします。

頭に氷を当てると脳は元に戻り、百会を押すと頭蓋骨が
閉じて自然治癒力が働き出すというわけです。

人は鼻呼吸の吸気の時に脳を冷却し、呼気で余分な熱を
捨て続けて生きている動物なんですね。

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