坐骨神経痛と操体法
仙台市泉区八乙女中央の仙台操体医学院 今治療院の今貴史です。
【30年以上前の患者さん】
先日、60代の男性クライアントが坐骨神経痛で来院されました。
もう2年以上痛みに苦しんでいたそうです。
整形外科からは「坐骨神経痛は治りません」と診断されたそうです。
そういえば……
昔にある先生に診てもらったらすぐに良くなったことを思い出して
たまたまネットで操体法を調べたところ、今治療院に着いた様でした。
お話しを聞くと
「実は〜30年以上前に橋本敬三先生に診て頂いてたんです!」
ちょうど今先生が20代の頃、橋本敬三先生の所で
修行してた時期みたいですが、クライアントさんは覚えておらず。
「あの先生に膝裏診てもらって、つま先あげたら直ぐ治っちゃったの!!」と、何だか嬉しそうに話しています。
一通り動診してみると、痛い方の足が上がらないし歩くと左足が痛い。
両足を一通り触ってみると、明らかに右足が張っていました。
【これね、右足が原因かもしれませんね〜】
最新作の操体法でキュッと優しい刺激を入れたら
身体がヒュッと反応しました。
反応した瞬間に
「あ!そういえば車!31番停めたんだけど大丈夫でした?!」
【あ、当院の駐車場は25.26です!】というと、
突然立ち上がり、
「ちょっと移動してくる!」
と、走って車にいきました、
……あれ??
・・・・坐骨神経痛、、、大丈夫・・・?!
そして1分くらいして戻ってくると
めちゃくちゃ笑顔で
「先生………足まったく痛くなくなったよ!?」
「なんでなんでなんで?!?!」と大はしゃぎ。
私は得意の【それは教えられない♪】
「えぇー?!魔法!?騙されてる?!」
2年以上悩まされていた痛みがあっけなく無くなって、大興奮。
こんなときこそ要注意なんです。
痛くなくなると出来なかったことを次々やり始めて、
結果前より症状が酷くなったというケースが非常に多いのです。
痛みがなくなった後のアフターフォローが最も大切になります。
「先生!来週もお願いします!」と自ら予約を入れていきました。
クライアントさんの「橋本敬三先生に診てもらったら良くなった」
という想いがあったので操体法のどんな手技をやっても効果が出たんだと思います。
操体法はこうした慢性症状の改善も得意としています。