しりもち

症状:腰痛、足痛

しりもちばあちゃん
              今 昭宏 著

今日(9月12日)は豊里勉強会でした。
転んでしりもちをついてから
腰から足が痛くなったというばあちゃんが二人いました。

一人目の人は膝たおしは両方ダメで、
アゴ上げと左手挙げをやったら、右膝たおしが楽になり、
これを二回やったら両方が楽になったのですが、立って歩いてもらうと、

イデデデー。

良くなりませんでした。

ありゃりゃりゃ、

と思っていたら、茶色いイヌがひょこひょこ

「おれにもおしえろー」

みたいな顔で部屋に入ってきました。
飼い主ばあちゃんが

「だめだってばー」

と外に追い払うのですが
ニコニコ怒るので言うことなどききません。

「吠えるわけでもないし、まあ、いいでしょう」

ということで、ワンちゃんも参加の講習となりました。
保健婦さんもあきれてくすくす笑っていました。

そんな中での操法です。

ここで思い出したのが、以前ママハムさんがカキコしてくれたケツかわの操体です。
失礼、「お尻のかわの操体」でしたっけ。(^^;)

まず、第一しりもちばあちゃんに、うつぶせになってもらい、
両手でかわを上、下、右、左と動かしてみて、いい感じの方にずらしました。
(どっちだったかわすれてしまった)

確か30秒ほどで、手が疲れてきたので、そっと離したと思います。
これだけで、立って歩いてもらったら、スイスイ歩いて

「痛くなくなったぁ」
といいました。

やはり、イイ感じのことをしないと良くならないんだ。
と思いながら、自分でもやってみるようにいいました。

次は、第二しりもちばあちゃんです。
第一の様子を見て、期待しているようだったので
同じことをやってみました。
第二のお尻は、大型サイズでしたが、「でっかいなー」などとは言わずに、きちんとかわの操法をしました。

片尻が上で、もう片尻が斜め下でイイ感じが味わえるとのことで、

「イイ感じがなくなったら教えてよー」

といって、かわをずらしました。
しばらくして

「はい」

と第二。

「ちょっと自分でやってみてぇ 」

尻に手を当てて、やってみながら

「なんだがわがんねぇなぁ」

とのこと。
ま、いっかぁ、と思って立って動いてもらったら、

「大部いいなや」

といいました。

この講習は操体の名人というか名犬が参加して、どでーっと操体しながらくつろいでいたので、とてもイイ感じでした。(^^)